1991

SMELLS LIKE TEEN SPIRIT/NIRVANA /FROM NEVERMIND(KURT COBAIN-NIRVANA)
 90年代を代表するバンドの曲。それまでのロックの停滞期を一気にふきとばしたグランジの代表するバンド。何かパンクが登場した時みたいだが、本人たちも意識をしていたのかもしれない。重いギターのフレイズ、叫び唸るヴォーカル、激しいリズムに病めるアメリカを表したような曲がグランジかな。ニルヴァーナは、カートコベインの悩めるヴォーカルの中でこれまた確実でかっこいいデイブグロールのドラムが鳴り響く。たぶん多くの人がこの曲について振れられたのではないのだろうか?自分を追いつめていったカートコベインは、自分で詩をえらんでしまい、何か後味が悪い終わり方をした。破滅型の天才だった。
 この曲のTEEN SPIRITって、何か商品の名前と聞いたことがある。何かの曲のもじりの題名だそうだが、そんなことを考える必要がないほどのかっこいいドラムス、メタリックで激しいギターのリフ、静と動をうまく振り分けたサウンド、そして、叫びわたるカートコベインのヴォーカル。
 激しいんだけど、覚えやすいメロディ。それがここまで名前をのこしたのかもしれない。そんな曲作りが人々の心を動かしたのかもしれない。
(2000年12月10日)

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